同じ声、同じ部屋/あおば
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を袋にぶら下げて
兄を訪ねてほいさっさ
喉越しの好いシャーベットをスプーンに乗せて
兄は懐かしさと当惑したような遠くを見る目つきでよく残っていたなというばかり
昔のラジオ少年も今では少年では無くなって
珍しい鳥の姿に目を細めたりしているようだ
兄が初めてラジオパーツを購入したのは現在でいうと
渋谷駅近くの西部渋谷店辺りの露店からとのことで
(ということは井の頭通りということになるが、もしかしたら例の世界的に有名なスクランブル交差点の東方ではなかろうかとの疑問も生じたが、今と昔とはあまりにも街の密度が違う、同じなのは道路くらいかもね)
神
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