「オバマ・グーグル」山田亮太/モリマサ公
ていない
自覚の無い詩群が目について毎日うざい
わたしは考えている
ここにあるのは我々の欲したコトバの群れである
これは本当
たしかに流動的であるし最現在の構築物である
オバマと言葉の関係性は言葉の未来に大きく貢献した
とくに合衆国では新しい文化のひとつを大きく揺り動かした
それは記録すべき事物のひとつだった
だからただしい
この作品と作者と我々の関係性は
クラブのフロアにいるDJと音楽と集団という一つの群れに似ている
DJは個性を求められてはいるが
実際は集団がなければその空間はなりたたない
だが多方面にわたるミュージシャンたちの発する
一方通行な命令形
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