詩の学校 【ハンツピィの宴2015】/北大路京介
 
た。
朗読はよくわからない。
シーナは即興でメロディーをつけて唄った。
ウケると思ったのに反応がいまいち。
各々の発表のあとに先生がコメントを言うのだが
「うん、いいですね。いいと思います。」のひとことだけ。
シーナはがっかりした。

白髪のおばあちゃんは、詩らしい詩を朗読するのかと思いきや、詩ではなかった。
落語だった。
ポムの星そのものにポエジーがあるので、落語でも不思議な話に聞こえる。

良いかどうか全然わからなかったが詩らしい詩を読んだのはサラリーマン風の男だった。
きっと優しい人なんだろうなと思った。
そして、最後に先生が自作の詩を発表する。
仕事のないおじ
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