続・きみの言語/ハァモニィベル
 
なだけでなく思考を加えなければ言えない
が ――とくに、否定的な意見を述べてしまうと、根拠が付属する分、パンチ力が増すから、
相手の気分を害するリスクが高まること、それと、もっと本質的なリスクとして、
反駁される可能性を引き受けねばならないこと、この両方を回避したいという極めて姑息な理由で
やぱっり穏便に《感想》を装わせた褒めるような皮肉であっても。

(実際、批評を書けば、それが批評の対象になるから、覚悟も能力も必要となるだろう。蒙昧な書手もいるケド)

だから、尚更、
姑息な心域を超えてまで、《意見》を述べてくれるひとには、一層の喜びと敬意をもって迎えたい。

(但、ディ
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