inside out/opus
強張る唇
黄色い目
紫色の顔
手を差し出して
その紙をつかみ
そそくさとソコを
後にする
人々の目が光っている
囁き声がザワザワ
床が歪む
まだ殴られた方がいい
痛みが言い訳になる
空が真っ黒に染まる
ベル音、
靴音、
犬の鳴き声、
影が尋ねる
「変わるかい?」
いや、大丈夫
僕がやらなきゃ意味がないんだ
「虚勢張るなよ」
道が続いている
何処までも永遠のように
後ろを振り向くと
そこにも道が続いている
まるで、
永遠であったかのように
目をつぶり、深呼吸
すーはー
すーはー
心を落ち着け
目を開ける
路地
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