現場のへその緒(3)/Giton
何度も繰り返した後の現在の地図のほうが正確になっていると思いました。
地形図(現在は国土地理院)というものは、三角点測量に直接かかわる標高や、水準点距離・方角は非常に正確ですが、それ以外の細かい地形や地種(針葉・広葉樹林、畑、水田、建物など)は、あまり正確でない場合があるのです。
100年たてば、現地は大きく変ってしまっているでしょうし、それに応じて地形図も変っているでしょう。しかし、昔からある道と新しくできた道は、一枚の地形図上でもある程度は見分けられますし、ある景観が数十年後にはどのように変るか、といったことも、日ごろ地図に親しんでいれば、一定程度分かるものです。
しかし、岡澤氏の本
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