現場のへその緒(2)/Giton
きょう出した“変形テクスト”です)、すっきりして読みやすくなったような気がします。
しかし、それでも最後の2行に不協和音が残ります(注:ここは「パート三」の章末ですから、適切な“不協和音”として聴き取ることが可能ならば、“フリギア終止形”という周知のカデンツになります。):
「‥青く走つて行つたのは
赤銅の人馬の徽章だ」
つまり、「向こうの青いものは赤い」と言っているようなもので、このまま放置したほうが現代詩に近くなるのかも分かりません‥ しかし、それにしても、音のぶつかりあいはあまりにも直接的で、不協和音として聴き取ることも困難です。
ところで、“変形テクスト”に残されて
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