現場のへその緒(2)/Giton
 
さかのぼって、私がこのへんを読み始めた(注:なにせ長い作品なので、最初からベタに読めません。当時は、飛ばしているところがたくさんありました。)ころのことを書いてしまいますと‥はっきり言って、分からない箇所でした。

むずかしいことは書いてない(注:そう思うのは読みが浅いからです。)のに、なんというか、いまいち分からない‥こんなどっちでもいいことを、なぜわざわざ詩の中に書き込むのか分からない、と言ったほうがよいでしょうか‥(注:「『小岩井農場』は凝集度が低い」という評価がされていた1950-60年代の批評も、初心者としては笑えません。)

そこで、気になる文句を抜いてしまうと(それが、↑きょ
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