詩のしくみについて/たま
と、わたしとあなたがこの地上のどこかで出会わなければなりません。でも、そんなのって面倒でしょう。どうせ会ったとしても、オジンとオバンなんだから。やめましょうよ。
まぁ、それは冗談ですが、実はお会いすることができないのです。わたしも、あなたも、もうすでに死んでいるのです。詩人は同音異語の世界で生きつづけることはできません。詩人は詩と、死を分かつことはできないのです。詩(イコール)死でなければいけません。アルコールではだめです。
でも、現前にはわたしたちが生きていることを、文学的素養の豊かなあなたは知っていますね。そうでなければお話しがつづきませんし、わたしもちょっと辛いです。
では、ぼちぼち本
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