無名の作家へのJKからのファンメール/yamadahifumi
作品を作ったあなたにすっかり惚れ込んでしまったのです。好きです。山田さん。でも、あなたは私と同じ身分の女子高生。そうでしょう?。だから、あんな作品を書けたんですよね。そうです。私は断言しますけど、あれは男の人には絶対書けません。私はそんなに難しい小説は読まないけど、でもこの事は分かります。あれは男の人には絶対に書けない。だって、男の人には女子校の、私達のこんな辛くて苦しい気持ちがわかるはずないですもの。だから、私はあれを読んでいる時に、私と同じように、女子校の教室の隅で、物凄く孤独で、一人切なくて、寂しさを感じている女子生徒を想像しました。その女子生徒が、一人夜中にパソコンに向かってあの作品を作っ
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