【HHM2参加作品】 世界最短の詩/ハァモニィベル
ものであって欲しいと思う。しかし、その基準によって書かれたものだけが詩ではないだろう、とも私は思う。
詩の要件を網羅し画定することはできないが、今ふと思うのは、どこか愛される詩には<愛嬌がある>ということである。美人だけが魅力的なわけではない。上の「春殖」もまた、蛙の子どもはオタマジャクシだから成り立たないのではないか、と先の記事で指摘されていた。しかし、詩は科学論文ではないのだから、作品としての成立を否定されない限り、面白さや魅力のほうを優先してもよいだろう。
例えば、惜しくも先月亡くなった、愛される詩人まどみちおの作品に、
「やぎさんゆうびん」という愛されている有名な童謡詩がある
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