果てしなき鼓動/ハァモニィベル
落ちるやわらかなそのリズムで
わたしの情熱と、夢の炎を、ゆっくりと眠りに着かそうと
やさしく肩を抱くように氷点下のやさしさを惜しみなく
ゆっくりと・・・ ゆっくりと・・・
真っ白に埋め尽くされてゆく道に
うつ伏せで倒れたまま、わたしは動けないカラダとともに白におおわれてゆく
白一色のなかに、瞳だけが輝きながら、冷たい雪のなかへ埋もれてゆく
辺り一面の詩と、
静かに降りつづくバラードを、
ただ瞳に映しながら
−意識は遠のいた――・・・・ ・・ ・
―突然、
パチッと跳ねる音 キーイキーイと軋む音
気づくと 部屋の中
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