ポエム派宣言3「ポエム進化形」/佐々宝砂
のポエムが持っていない何かを、ジャガーのポエムが持っているということに、気づいてしまったのです。
ハマーに較べると幾分マトモに見えますが、ボギーもやはり、「笑われる」存在です。マンガを読んでる私たちは、ジャガーの歌詞に煩悶しまくるボギーをみて笑います。くだらない自作ポエムを書いて悦にいるハマーを見て笑います。とにかくギャグマンガなんだし、笑えるのは間違いないんだから、私も笑います。でも、自分も詩書きである私は、このあたりで笑い顔がひきつってきます。笑っちゃっていいのだろうか。もしかして、私は自分を笑ってるんじゃない? そんなことない? ハマーのよりはマシだろうけど、私の詩、もしかして、ボギー
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