【レビュー】雲雀料理11号の感想 1/4/mizu K
の知らないだれかであっても、とても近しい人にであっても、やがて死は平等に訪れる。だが、生きている者は生きなければならない。生き続けなければならない。息をすること、体を動かすこと、ものを食べること、眠ること。あるいは、天体の運行、月の満ち欠け、気象の変化。だがそういった内在的、外在的なもろもろのことについて、私たちはほとんどそれらを、「それ」と意識せずとも、―なんとなく―日々の生活をおくり、その結果生き続けている。それははたしてよいことなのだろうか、わるいことなのだろうか。それは「わからない」。だがそこで「わからない。」と句点で断定し固着した結論を導くのではなく、〈わからない、〉と読点によって考えを
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