炎症/etc, etc.../由比良 倖
宙に行ったことがないんだってね、残念、僕たちがここにいる理由、知ってる?
物質だ。夜の化学物質が必要だ。月により精製されたわいわい。どこまでも突き進め、腐敗途上の産廃した我が身可愛し、どうしても笑顔が裂傷然とするので、私は電話をかける。知らない人にだって、ぬめった人にだって臆せずかける。
私は崩れかけた俗物で、生命名前、他、感性、何たって私はロボット的、だから標準は私、言ってろ、言ってろ、私たちは腐敗途上の俗物だし、だから洗煉されるためには言葉さえも持たない、憧れる、操りの糸、緑色した私たちを包む、熱くて悪い空気。
薄いひとたちと
粗雑でつるつるなギターのような何か
私たちはみな
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