炎症/etc, etc.../由比良 倖
 
あたしが手を下すまでもなくあのひとたち腐ってる

「しっかり、美しく、老いてゆきたく・・」

単純作業にはとても飽き飽きしたので、コーヒーを飲み、その前に鯛焼きを三匹、
吐き出す、悪液、でも私はぐるぐる空転する有機体だから、それでこそ排泄してこそ私の生命、輪郭は保たれる。そして・・暴れるんだ。私が私を使い果たして、もう私が私なのか、もしかしたら私は私の滓なのではないのかと言う問いが現実味を帯びてくるまでね。眠れなくて「青猫」を読んでても私は死体だから、眠れなくて私は詩を書いている。詩を書いていてもしかしたら私は誰かに嫌われ、そして誰かの頭の中に私のストックがひとつまたひとつと蓄積され、私
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