炎症/etc, etc.../由比良 倖
 
、私は確固として死ねるかも知れないではないですか。


だから、さあ。 ああ! ああ!

何もするまい ただ私はアルミサッシに肘を立てて あらゆる文学的要素を総括したような目で雲の輪郭を、 それはうっとりするほどのろまな  憂鬱な速度で
のたり のたり 生まれ変わっていく 私は 哀しくまたぽうっと嬉しく、老いていく
うとうとしながらも 私は正確に射撃して 烙印されて人たち がむしゃらに朽ちていく
私のドアは堅固です 堅固で、そして静かで 私はいっぱいいっぱい膨張して世界を突き破るまで、決して自分から出て行ったりしません
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