詩に関する雑文、あるいは恋文/bookofheaven
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言葉の流れや韻を楽しめなければ、さっぱり楽しめない。特に意義もない。愚痴に近いものだってあるのだ。
特に詩人が解説なんぞを入れていたりすると最悪な場合もある。高潔で聖人な詩人など!
「月よ月 だまってむこうを向いていておくれ」
そういう一節の詩がある。
この節からタイトルを想像してみて、という課題が、中学だったか小学校だったかにあった。いろいろな答えが出されていて、この節を秘密の恋人同士のデートでつぶやかれたのだと言った者もあった。
本当のタイトルは「涙」という。
短すぎて、嬉しい涙なのか、悲しい涙なのかわからない。タイトルを知れば、またそれはどういう涙だっ
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