詩に関する雑文、あるいは恋文/bookofheaven
むわけじゃなし、実は趣味だって好みだって価値観もまったく違う。それが原因で年甲斐のないケンカだってするくらいだ。互いに手をとり合って愛を交わすなんて、コメディみたいだ。
でも、今でも、会えば嬉しい。君の存在がまだ私の前にいることが、嬉しい。
私のことを思い出せない君だけれど、今もまだあの時の気持ちを忘れていない。
君がいる。それだけで、それだけで嬉しい。
わざわざ詩を読む意味がわからない。
そういう人は多いのかと思う。
本を読むことが好きな人に、本を好む意義があるかと尋ねても、単に好きな人は好きだから読む。詩は違う。詩は描かれている光景を想像できなければ味わえない。
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