批評の言葉(メモ)/中川達矢
 
われていただろうが、この遊びを友達同士、家族、会社説明会などなど、場を変えて行えば、その○×の判断は、その場にいる者のコンテクスト次第によって変わってくるだろう。散文は、そのコンテクストを含めて、文章に描くことをするが、詩は、そのコンテクストを敢えて描かないということが多くあるように思える。
 飛躍とコンテクストがもたらす、詩のわからなさ。

・思考の言葉―観察の言葉
 これが大きなテーマとなる。先ずは、大まかな定義を示す。
「思考の言葉」…何かについて思考している言葉。出来事や知覚からは、時間・空間的に隔たりを持ち、何かについて想起している様子をあらわす言葉。
「観察の言葉」…何かに
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