批評の言葉(メモ)/中川達矢
ることだろう。その飛躍に読者がついていけるかどうか。そして、その飛躍によって書かれているwhatがわからなくなってしまうのではないか。
また、この遊びは、コンテクストゲームと言いかえることもできるだろう。それはつまり、「スカートと言ったらウニ」と私が言ったとしても、その答えが○になるか、×になるかは周りの者の判断に委ねられる。だが、「私にとってはスカートと言ったらウニなのだ!」と主張したとしても、そのコンテクストは、聞く者にとって「スカート言ったらウニ」というコンテクストがない限りは正解とならない。マジカルバナナはテレビ向けの企画であったから、その○×の判断は、できるだけニュートラルに行なわれ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)