ポエム論的、希望/Ohatu
ないというのが現実である。
何も車に限らない。むしろ、このような状況に陥っていない商品分野をすぐに思いつくことができない。
需要と供給は分子分母の関係である。技術の進歩によって見かけの供給は増加し、また、同時に技術の停滞によって需要が低下するという、冗談のような現象が起きている。世間で「不況」という言葉を使うものがいるが、そうではない。これは、単に「傾向」である。傾向である、ということはつまり、この不均衡がさらに増大される、と言っているのである。
私は、希望というものについて考えていたのえだが、考えを進め、多少調べごとをするにつれて、その難しさを実感する。希望を持てない、という若者の
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)