Kind Of Blue/ヒヤシンス
 
まだだ!まだ足りない!時を刻むドラムのリズムにその身を委ねろ!この場に一歩でも足を踏み入れたが最後、男も女も全ての者は己の腰を砕きながら聖堂の轟炎に焼かれその灰を自らの頭上へと葬り去るまで夜明けの門は開かない。・・・さあ踊れ!黄色い月の影を揺さぶれ!お前たちを見つめる冷ややかな蒼い眼など抉り取って、向こうで吠えている犬にくれてやれ!

紛れも無い現実を冷静に見つめると、おのずとその本性は見えてくる。
奴の欲望は己の欲望でもあるのだ。欲望の無い人間はすでに死んでいる。
しかし死に欲情して闇雲に突っ走るのと、死を見据えて今を創造する事との違いは歴然としている。
もう一度創造してほしい。悪魔が
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