書店に詩を/深水遊脚
 
からない。そのように書店が考えているのならばその考えを変えさせよう。すなわちめいめいが自分の好きな詩集を近所の書店に発注して、取り寄せてもらえばいい。1ヶ月に1回、2000円前後。詩が好きな人に呼びかけてみて、全国の人が一斉にそれを始める。そんな客が「継続的に」何人かでる書店がいくつかでてくれば、その書店のいくつかでは詩の品揃えも変わってくるかもしれない。販売実績は、具体的で説得力を有した消費者ニーズとして書店の経営者に伝わり、書店の経営者がそれをもとに商品の構成やレイアウトの変更をする決断をするかもしれない。

 ひとりでも始めるといいと思う。




 この呼びかけの落とし穴1。
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