ある夢のお話し(エッセイ)/Lucy
 
て、「灯り」をテーマに自由に作ったものを持ち寄り、楽しい展示会になりました。
 そのころ幼稚園や、小学校低学年ぐらいだった子どもたちも連れて行って、飾り付けを手伝ってもらったりしたので、彼らは思いのほか楽しそうに参加していて、終わってからも「またやろう」などと言っていました。

夢の中で、私はその時の友人達と博物館の様な古い大きな建物を訪ねていたのです。
その建物の一室に、あのときのギャラリーが、私たちの「灯り展」ごとそのまま保存されていたのです。私たちは驚き、歓声をあげてその展示室に入り、懐かしがって工作のひとつひとつを見て歩きました。
それは、落ち着いて記憶をたどれば、どこか私たちが
[次のページ]
戻る   Point(6)