あずきの恋人 (連載?)/たま
 
山先生を……、中学生にもどしてくさい!

 ぐぉっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ、ほっ……。
「いやいや、あずきさんはかしこい子じゃの。ふむ、ふむ、ふむ、じつはの、あずきさん、わしもそのつもりで地球にきたんじゃよ。」
「えっ、じゃあ……、できるんですか?」
「ふむ、それはの、その子に聞いてみてくれんかの。」
 あ……、そうだった、イチローの気持ちがだいじなんだ……。
 わたしは腕のなかのイチローとみつめ合って、ふたりの想いがひとつに重なることを祈った。
「イチロー……、もう、いいでしょう。ね、もどりましょうね。」
 アー……。
 イチローはちいさな声でへんじをすると、わたしの胸に顔を
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