遺書にはならない足跡 2/セグメント
吸が自分に起きたという現実を。またか、また精神的にどうこうという話なのか、と。
私は、もう解放されたいのだ。精神的症状の全てから。通院もしたくないし、薬も飲みたくない。私個人に限った話だが、どうしても自分は弱い人間なのかと思ってしまう。そこから解放されたいのだが。それなのに、今度は過呼吸か、と。
過呼吸は、ビニール袋のおかげで落ち着いたが、その後が、なにかおかしかった。きょとん、としてしまったのだ。どうして自分がここにいるか分からない。今まで自分が何をしていたかが分からない。これから何をしようと考えていたのか分からない。近い過去と現在と未来の把握が出来ない状態だった。そして、隣に座っている
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