【批評祭参加作品】■シロン、の欠けラ(1)/川村 透
 
アキメクラのように、印象に残った僕にとっての大切な「詩」に改めて「触って」みるところから始めよう。



□『テーブルのうえのフランチェスカ』  なを
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=245
 三つを過ぎて、幼児は女の子になる。女の子になるということは、ひとつの魔法を使えるようになったということなのかもしれない。女の子は身の回りにある、きらきらしいものに「なまえ」をつける、ということを覚えるのだけれど、過渡期のようにおんなのこは自分のなまえをいくつもいくつも発見しつづける、ことがある。ひとつひとつの自分をさがし発見し定義し続ける。自分で自分の
[次のページ]
戻る   Point(10)