I'm hungry/アオゾラ誤爆
ファに深々と腰かけ、ため息をついた。そしていつものように充電器をセットし、スマートフォンをいじる。武骨な指先が器用にディスプレイの上をすべる。視線はまだ合わない。
すこしだけ緊張しながら、カフェラテを啜った。
私は恋人に心底惚れているので、喫茶店などで向かい合って座ることが、すこし苦手だ。この言いぐさはおかしいのかもしれないけど、つまり、じっと見ていると会話すらままならない状態になってしまうということが、よくある。
よく日にやけた腕や、健全なあごのライン、うるんだ瞳と、うつくしい睫の落ちる影。苦み走った表情の、くちびるの端に、ほんのすこしだけ浮かべる、いたずらっぽい子どものような
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