大切な人をなくしたあともつよくいきたひとの作品 茨木のり子とテッド・ヒューズから/イダヅカマコト
 
ィア』という映画になっていて、グウィネス・パルトローが演じています。
 1961年に二人の子供をのこしてプラスが自殺した後、彼女の作品が知られるにしたがい、プラスの紹介をしたヒューズは彼女の死の責任を問われるようになりました。批判する人に対して一言も語らなかった彼は死の直前『誕生日の手紙』という詩集を発表します。毎年プラスの誕生日に記された彼女への作品です。
{引用=だれとしりあえるのだろうかと想像していた。
そうおもったのをおぼえている。きみの
かおはかんがえなかった。でもたしかにぼくは見ておぼえたんだ特に
女の子については。だからきみについても知っていたはず。
望みはないときめつつ
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