歌謡曲日和 sasakure.UK -ぼくらの16bit戦争-/只野亜峰
ータイムブルースを歌い続けたのは原発の脅威を知らない若年層に対する警鐘のアプローチとして一定の意義があったようにも思えますが、それでも3.11以降の原発アレルギーとも言える諸所の活動に対しては冷ややかなものを感じざるを得ないわけです。この違和感をはっきり感じたのがその昔Hi-standardというバンドを率いてインディーズシーンを盛り上げた横山健その人のツイッターであるわけですが、問題に対する無知を自覚しながらもまるで夢遊病のように反原発の発現を繰り返す彼の姿にはっきり落胆してしまった僕は一抹の寂しさを感じつつも、その後も様々な思惑に絡め取られていく反原発思想の姿を目の当たりにしてくると、どうにも
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