歌謡曲日和 sasakure.UK -ぼくらの16bit戦争-/只野亜峰
にも素直に受け入れられなくなったりしてきたわけだったりするわけです。忌野清志郎が細々と、しかし力強く発信し続けたサマータイムブルースがこのような一過性のプロパガンダに利用されてしまうのはどうにもやるせないものがあります。
確かに原発ビジネスなんていうふうに揶揄されるほどに巨額の資金と利権の渦巻く原発問題には一市民である僕なんかには考えが及ばないような暗い部分が漫然と存在しているのは確かにそうなのでしょうけれども、かといって容易く反原発のムーブメントに恭順してしまうのはこれまた望ましくないように思ったりもします。脱原発運動自体は個々人の主義や正義に準じて行われるのですから好ましい事のように思
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