最終考察あさき 前夜祭 -幸せを謳う詩-/只野亜峰
重要な存在として扱われたりしますね。つまるところ白という色は云わば神の象徴であるわけです。白髪の髪と神をかけているあたりのオヤジギャグが憎たらしいですね。つまるところ、この歌で描かれる「この子と二人生きていこう」と心に決めた母親の側に座り込んでほくそ笑む白髪少女というのは、母から子を奪い去る存在。この母子の関係の終わりの暗示であるわけですね。なんで気がつかなかったのか不思議なくらいですな。同じく狐も妖怪として扱われるケースが多いですが、神として畏敬の対象となる事も同様に多いです。つまり、この二つの作品で語られる「白髪の少女」と「狐」は主人公である母から子供を奪い去る忌むべき存在として描かれているわ
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