最終考察あさき 前夜祭 -幸せを謳う詩-/只野亜峰
 
ている「白髪の少女」であったわけです。ラストの1フレーズでのみ語られるこの少女ですが、存在自体が謎。目的も謎。何の意味が込められているのかさっぱりわからない。しかしながらこの白髪少女は「この子の七つのお祝いに」で暴れまわる白髪少女には違いないでしょうからおざなりにはできない。白髪というと先ず老婆が浮かびました。少女のような心を持った白髪の老婆、略して白髪の少女。なんだか納得できそうですが腑に落ちない。しかしながらこの最後の1ピースの正体がわからない事には考察の組みようが無い。墓荒らしの僕としては墓に誰が眠っているのかをわかりかねるというにっちもさっちもいかない状況だったわけです。

 しかしな
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