最終考察あさき 前夜祭 -幸せを謳う詩-/只野亜峰
 
しながら落ち着いて考えてみればなんとない答えが出たわけです。一般的に考えて日本人というのは黒髪一辺倒の民族なので白髪というのは本来老化以外にありえないわけですが、例外があります。結論からいってしまえばアルビノですね。考えてみれば「この子の七つのお祝いに」というタイトルには「子供は七歳までは神様の子供である」という信仰からきているわけです。これは七歳というのが昔は平均余命的に一つの境であった事からこうなっていると考えられていますが、七五三なんていう行事もこの名残だったりするわけです。まぁ、アルビノである必要は無いんですが、白という色はしばしば信仰の対象として捉えられます。日本神道なんかでも白蛇は重要
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