最終考察あさき 前夜祭 -幸せを謳う詩-/只野亜峰
」は別人であると考えるのが妥当であるとう事です。「あの人」って言い方はなんだか色んな意味を含んでいそうです。とりあえず子供には使いません。親に対しても滅多に使う事は無いでしょう。夫で無いとすれば、後は夫の不倫相手の事を指して「あの人なのね!あの人のところに行っていたのね!」なんていう台詞がよく使われたり使われなかったりしますね。不倫相手の好きだったぼんぼりを使うなんていうのはアレですね。まだ一緒にいた頃に「私は全部知っているのよ」という無言の訴えで使っていたのかもしれませんし、「貴方」の好みの「あの人」に少しでも近づこうといういじましい努力だったのかもしれませんし、いずれにせよちょっと怖いですね。
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