言葉との戯れ−英語学習のこと−/深水遊脚
と取り続けている」と書いたとおり、私の英語学習については、誇らしげに語る何ものもない。何かを継続するには致命的な、熱しやすく醒めやすい、しかも移り気で飽きっぽい性格が災いして、いまなお一向にモノになる気がしない。そのくせ好奇心だけは膨らむばかりだ。きっと英語を使うシーンにそれほど関心はなく、言葉とそれにまつわる人の心の動きに、キリのない関心を抱き続けてきたのだろうと思う。だからしょっちゅう横道にそれるし積み重ならない。週1回の英語学習用の英字紙がそんな私にフィットしているのは、皮肉なことかもしれない。実用的な関心から勉強したのは大学受験くらいだろう。そこでさえ、模擬試験かなんかで出会ったチャーチル
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