「なんてかわいらしんだろ人間て」/モリマサ公
 
もない場所となってく。
夜空は「あれがわたしたちのほんとうの皮膚だよ」になる。
これが歴史というものなのかな。

物足りない気がしたので冷蔵庫をあらためる。
アボガドの存在をおもいだした。
よく熟れていたからめずらしかったので買った。
半分に切ってぱかっとやる。
種を包丁のしっぽの角でかっと刺してまわすときれいにとれた。
トマトをさいの目にきって、ツナとまぜる。オリーブオイルと塩でサラダ。
だれかおしえてやれよ「そういえばアボガドってお醤油で食べるとおいしいよね」って。
うまれてはじめて買ったパウチの醤油がこっちをみている。
それが非常においしかったのでわたしたちは本当に後
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