W.K.第六回「宇多田ヒカル『ULTRA BLUE』〜青空に沈む」/たもつ
なり低いものになり、三枚目までは購入していたアルバムも四枚目は買いませんでした。というよりも、既に宇多田ヒカルに対するアンテナが低くなっていて、発売されていることすら気づきませんでした。
一般的に売れなかった理由はもっと明確で、魅力的なシングル曲がなかった、これに尽きるでしょう。
ネットで宇多田ヒカルの好きな曲のアンケートなどをいろいろと調べてみると、上位はほとんど1stから3rd.に収録されていて、「ULTRA BLUE」はせいぜい「COLORS」がランクインしている程度。しかもこの「COLORS」はアルバム発売の約3年前の曲で、既に旬を過ぎてしまっています。何故そんな昔のシングルが、とい
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