遺書にはならない足跡/セグメント
 
はいるのだが、近頃は本当に疲弊が強くなり、毎日毎日、死を思っている。
 自分を助けられるのは最終的には自分だけだろう。だからこそ、このような私だから書ける物語があると、私は私を救済し続けている。相談は、解決の見えない事柄になってしまうとほとんど無意味なのではないだろうか。つまり、精神的なことになってしまうと、無為に相手を疲れさせるだけなのではないだろうか。
 私の現状では、もう引っ越すしかないだろう。引っ越した先で安寧が約束されるわけではないが、ここにいる限り、それは決してないだろう。ならば、可能性に賭けるしかないのだ。
 本音を言えば、何の物音もしない静かな地で静かに暮らしたい、静かに勉強
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