遺書にはならない足跡/セグメント
 
ないにしても、そんなことは目に見えるものではない。証明もない。しかし態度に出される可能性はあるだろう。それも含め、私は人に意見を言うことが少なからず怖いのだ。市役所に関しては、横柄な態度を取られたことが多いがゆえに余計にそうなってしまったのかもしれないが。
 ここで騒音問題等に関して私が諦め、この件については市役所にはもう行かないという選択肢もあるが、それはそれで苦痛である。幾らか改善されたとは言え、最早、脳味噌に刻み込まれた騒音への恐怖と警戒心と嫌悪感は簡単に拭えるものではなく、帰りたくないあまりに泣きながら帰っていたり、家に帰り玄関扉を閉めた途端に、こんなところにはいられないと飛び出し、下を
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