遺書にはならない足跡/セグメント
もなく正しいのか否かも良く分からない」事柄だ。繰り返しになるが、私がこうしてここにこれを書き記すことに意味があるのか、正しいことなのか、真実なのか、それも良く分からない。ただ、私はもうひどく擦り切れてしまっている自覚を強く否定することは一人では不可能だ。病名など、幾らでも付けられるだろう。人間は皆、何かしらの病なのだ。体でも、心でも。あるいは、そのどちらも。人は皆、多かれ少なかれ、露見しているかどうかは別として、誰も彼も病んでいる。そう、信じたいだけなのかもしれない。自らがそうであることによって。
何もかもが曖昧で不透明な言い方、表現になることを許して貰いたい。私は本当に良く分からないのだ。今
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)