ことばがちがう、ということについて/aria28thmoon
最近、言語のちがいとそれによる文化のちがい、
あるいは文化のちがいによる言語のちがい、なのかもしれないが、
そういうものに強く興味をもっている。
例えば何か作業が終わると、日本語話者は『終わった!』と過去形で話す。
英語話者は、『I've finished!』と現在完了形で話す。
英語の現在完了形はその名の通り現在形の仲間である、
現在という視点から、それまでの時間の流れを含めて話す表現であり、要するに今までずっとやってきたことが、今は『終わった』という状態になっている、といったような考え方である。
一方日本語話者にとっては、『今終わったとこ』なんて言っていても発言した瞬
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