ヌーヴェル・ヴァーグという美学 ; 批評“そのもの”として/葉月二兎
区別、判断/決断、評価すること;to separate, decide, judge」。
“批評”という単語。“批”*「ヒ」()――“平手打ち”“強くうつことをいう”/「排と通じて用いる」(「排」から転じる、価値判断という含意)=(もちろん一語で「批評、評語、しなさだめ」という意味も持つ)。“評”* [声音] ――「平」=「秤」のこと:“公平に評議することをいう”
すなわち“批評”……区別、判断/決断、評価すること;to separate, decide, judge
しかし、何がこの別離〔作品:作者:読者〕へと向かわせるのか? 「批評する」とは、あたかも〔作品:作者:読
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)