詩の批評と題する散文批判/……とある蛙
 
のほから多数表現方法はあります。問題の根底には荒地派以来の隠喩偏重論があります。
隠喩偏重の詩には次のような疑問があります。

第1に 詩を書いているヒトと読み手との間で喩えに対する共通理解がないのにもかかわらず 漫然と隠喩を中心に詩を成立させようとする無理があるからです。
 ただその詩をなんとなく無難に読むことも可能ですが、詩を読むスリルがなくなっています。
 読者の中には詩においてもつじつま合わせをしようとする解釈(?)をしている人もいます。または、その反対に筆者側の踰法の独善から自己満足な詩になってしまうこともあります。その場合は最悪で、何も読み取ることはできません。踰法の独善は結
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