【批評祭参加作品】主観という自家薬籠中の物/石川敬大
語化するときの精神性が、その位相が、求道的であり求心的であり、そして既存の価値とともに、観念や物事の概念に対していつも懐疑的な目を持っており、まるで発足当時の民主党みたいに、あるいはなんでもじぶんの身体で肌で感覚で確認しなければ気が済まない幼児のように、外在するものに対して検証し吟味するといったことをやっていることがさらなる特徴であろうか。
以下に、文章の一部を引用するので、わたしの言わんとしていることを読者諸氏じしんの感覚で検証し確認していただきたい。
(略)
図書館は象の目です。
数え切れない皺に守られて慈悲を練り込んだような暗黒の象の
目なのです。
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