【批評祭参加作品】無意識と創造性/……とある蛙
 
ー大江健三郎の考え。
 自分の無意識が魅力的だとは到底思えない。それが普通の人間で、自分は普通の人間でいたいと思った。
 無意識なものから生まれる 独創的なもの、創造的なものは無いと思う。 関係性の中からある言葉が決まる瞬間こそが独創性の生まれる時だとする。
 結局言葉による創作は言葉という共通のものを用いながらそれを磨いて行く。いかに言葉に耳すますか(いろいろなことに注意を向けることー平等に漂える注意)ということだ とする。

谷川俊太郎
(詩人)

 メカニズムは分からないが、沸いて出てきた数行の言葉、極端に言えばひとつながりの言葉を書く。
そこから言葉の海の中でイメージなり
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