【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(3)/古月
 
な独裁主義者・ビダル大尉のもとで暮らし始める。だが、オフェリアは新しい父親にどうしても馴染めず、オフェリアもまた父から「母のお荷物」として疎まれていた。周囲にはいつも戦争があり、多くの人間が日々死んだ。彼女は次第に現実から目をそむけ、おとぎ話の世界に逃避していくようになる。そんなとき、オフェリアの前に本物の妖精が現れる。妖精はオフェリアを牧神(パン)の元へと導く。牧神は言う。「あなたこそは捜し求めていた地底の王国の王女です」と。そしてオフェリアは現実と非現実の間を彷徨する「王女になるための三つの試練」に挑むことになる……。
この映画はそもそも物語の中でおきていることが「オフェリアの妄想(何も起き
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