【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(3)/古月
もスラッシャーを逸脱して幻想に大きく踏み込んだ演出が気になったかな。とはいえ、だからといって駄作という訳ではないので、とにかくそのへんは見て判断してほしい。
30.『パンズ・ラビリンス』
最近では『ブレイド2』『ヘルボーイ』などの一般向け映画も手がける下水道大好き監督ギレルモ・デル・トロの名前を一気にメジャーにした映画。
この映画を詳しく語りだすとクソ長い批評が一本余裕で書けてしまうし、それは重大なネタバレになるのでここでは控えめに紹介するが、最初に言っておくとこれはホラーではなく、たぶんファンタジーだろう。
内戦で父親を亡くした少女オフェリアは、再婚する母親に連れられて、冷酷な独
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