共感と励ましを詩にしていた頃/深水遊脚
りにもズレていたために、生き方から根本的に変えてしまうような、当時の私の過去と現在を全否定するような罵倒のような言葉をいっぱい浴びせました。全否定しながらも全然私が見えていないと知っていた私は、すべてを受け取らず的外れな部分は聞き流すことにより何とか自分の芯を守りました。でも、後になっていろいろわかってきました。厳しい言葉にはその人のこれまでの生き方の裏づけがあること、その経験をもとに人に幸せに生きて欲しいと強く願っていたことを。彼の厳しさ、理不尽さに反発もしたけれど、彼がそのようにして伝えようとしたエッセンスは確かにこれからの私の人生に必要なものだと今は納得しています。
共感は実は相手を
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